2006-08-03 Thu 18:31
今は夏土用の真っ只中です。
土用というと、その期間は土を動かす行為はしてはいけないと、 聞くことがありますが、その理由をご存知でしょうか? 土用の期間は土公神(どくじん)といわれる土を司る神の支配する時期とされ、土を動かす作業(柱立て、基礎工事、壁塗り、井戸掘りなど)を忌む習慣があったらしいです。ただし1年の1/5の期間、これら作業が出来ないことは社会生活上問題も多いことから、方便として「間日」と呼ばれる日が設定されています。「間日」の間は土公神が地上を離れるので、土を動かしても問題ないとされています。 あと、土用というとやっぱり『土用丑の日』ですね。 今年は7/23と8/4がそれにあたります。 現在は、『土用丑の日』にうなぎを食べるのが習慣になっています。 夏の土用の時期は暑さが厳しく夏ばてをしやすい時期ですから、昔から「精の付くもの」を食べる習慣があり、土用蜆(しじみ)、土用餅、土用卵などの言葉が今も残っています。また精の付くものとしては「うなぎ」も奈良時代頃から有名だったようで、土用うなぎという風に結びついたのでしょう。 スポンサーサイト
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